大切な人がまだ目の前にいるのに、以前のように言葉や思いが通じず、遠ざかっていくように感じる。介護では、そんな喪失に直面することがあります。介護する人自身も、仕事や人間関係、楽しみにしていた未来を諦めざるを得ないことがあります。
こうした喪失に伴う心や身体の反応を「グリーフ(悲嘆)」といいます。死別による悲しみだけでなく、怒りや悔しさ、虚しさとして現れることもあります。大切な人を支えたい気持ちと、自分の生活を失いたくない気持ちは、同時にあってもおかしくありません。
この講座では、介護の中で生まれる喪失感を「グリーフ」という視点から整理します。180枚のEMCOカードを手がかりに、まだ言葉にならない気持ちに輪郭を与え、自分の心に目を向ける時間を過ごしましょう。

